訪中邦人向けの福建省福州市生活情報タバコ

タバコ

　　　さすが中国、煙草の種類や店の数はとても多く、数少ない24時間営業の店舗もタバコ屋が占める割合は圧倒的！
　　しかし、自動販売機だけは見かけません。何故かと言うと、置いた初日に壊されるか持ち去られる犯罪が多い事と
　　お札の扱いが酷い為、ほとんど機械が認識できないと言うのが理由とされていますが、本当は機械を買うより人を
　　雇った方が安いからではないか？と勝手に思っています。

煙草の種類

　通常どこにでも販売している煙草の種類は、大多数の国産品に日本製（マイルドセブン）、洋モク（マルボロ・モア）、韓国製（なんだったけ？）
といった所でしょうか？もちろん日本でお馴染みの「中南海」もありますが、国産品では七匹狼シリーズが目立つというか記憶に残っています。
日本では軽めが好まれている様ですが、やはり煙草の国15mmなんてのはザラ！しかし、きつい割には喉越しが凄くまろやかだったりします。
値段は、ばばぁの煙草と言われる1箱2元(約30円)の物から、30元(約450円)なんてのまで有りますが、輸入物は15元(225円)位です。
また、こちらでもやはりＥＤになる噂が広がっていて、国産品ではメンソール系が無いようです。

■正規品と密輸品と偽物と・・・

正規品

正規品にはもちろん税金がかかっているので、パッケージに中国政府の印が印刷されています。しかし、印刷所からパッケージ
だけを安く買取り、まったく別の中身を入れて販売している偽煙草も存在しているらしいです。ここまでは有っても全然不思議では
無いですが、中には命に関わる物も含まれているのだとか・・・。
話の真偽は確かめていませんが、煙草を吸って人が死んだニュースは新聞で見かけた事は有りませんね。

密輸品

ホテルや大手スーパーの煙草売場等、真面目な商売をしている所以外ではどこにでもあると思います。私が知っているのは台湾
ルートで、射殺覚悟で海峡を越えて運んでいるらしいです。警備が厳しい時期には値上がりするのが特徴ですが、正規品に比べ
3割～5割で販売しており、値引き交渉にも結構応じてくれます。ただし、店舗には密輸品の抜き打ち検査がある様で、密輸品が見
つかると封を切られて売り物に出来なくされてしまいます。(そんなもんなの？罰金とかは無いのかな？)
でも、開封済みを気にしなければ更に値切って買う事も出来るので、私は大歓迎！もっとがんばれ抜き打ち検査！

煙草の使い方

　煙草は自分で吸う以外に、挨拶代わりやちょっとしたお礼の意味にも使われます。酒を酌み交わすよりも、もう少し軽めの絆の確認みたいな
イメージです。親戚や友達の集まりがあると、１本終わると直ぐにまた１本と代わる代わるいただけるのは嬉しいですが、もう少し間を置いてくれ
ないと吸い始めの高校生の様に頭がクラクラしちゃいます。そして、一番困っているのが私の愛煙煙草がメンソールという事。いつも苦笑いで
受け取ってくれるのですが、何だか変な意味に取られている様で、後ろめたい気持ちでいっぱいになってしまいます。

■煙草の作法

挨拶の時

挨拶代わりに煙草をあげる時には、1本ずつ配ります。断られない限り、その場の男性全員に配って置けば間違いない様です。
日本では煙草をあげる時、箱から吸い口を出して相手に抜き取らせますが、こちらでは、箱から取り出した1本の吸い口ちょい下
辺りをＯＫマークの親指と人差し指ではさみ、吸い口を上にむけブラブラさせた状態で渡します。どうでも良いと言えば良いんで
しょうが、今まで何度もこんなシーンを目撃していますので、多分これが正しいマナーなのではないかと私は信じています。

お礼の時

重要な相手にあげる事は無いですが、日本だと引越し屋さんへの心付けや大工さんへのお茶みたいな、本来必要ないが気持ち
を表す時などに煙草をあげます。例えば、何かの工事で家に呼んだ時など1本と言わず、ドーンと1箱上げちゃいましょう！
通常の1割増し位はがんばってくれるみたいです。

※結婚式の披露宴やレストランでの宴会の時など、店側のサービスで結構高級な物をもらえる時があります。
普段煙草を吸わない方でも貰って置くとちょっとした時に重宝しますよ。