訪中邦人向けの福建省福州市生活情報害虫

害虫

　　　福州市で生活するには主に５種類の敵と戦わなければなりません。その５種類とは日本でもお馴染みの
　　「蚊」「ゴキブリ」「蚤」「ダニ」「ネズミ」です。しかも、その数と発生原因、攻撃方法は日本の比ではありません。
　　そんなやつらとの戦いに勝利する為の心得をレポートします。

蚊

こちらでの一番の強敵は、何と言っても「蚊」です。正確な名前は知りませんが、赤っぽく小じんまりした家蚊タイプと
足が長くシマシマの藪蚊タイプが存在し、場所も関係なく両方のタイプから攻撃を受けます。その攻撃方法は独特で、
日本で体験した「一発必中」ではなく、一匹が５、６箇所を点々と刺して少しずつ血を吸う「ヒットアンドアウェイ」が中心。
気が付かないうちに刺し跡がいくつも出来ている事があります。
蚊の発生箇所として、流れのよどんだ河や池の水周りや風通しの悪い植木などですが、この街には動かない噴水や
放置された雨水が至る所に存在し、蚊の発生を助長しています。また、こんな話もあります。水の入ったペットボトル
を一週間ベランダに放置しただけで200匹近くのボウフラが発生していたそうです。
一時期、網戸の隙間を修理し、扉の開け閉めを厳重にしても全滅させたはずの蚊が毎日毎日家の中を飛び回って
いました。調査の結果、壁付けの換気扇からの進入していたようで、裏のフタをちゃんと閉じてからはいなくなりました。
今から福州に住む予定の方は、虫除けスプレーとウナコーワのもろこしヘッドは必需品のようです。

ゴキブリ

よく見かける箇所としてはやはり台所ですが、なぜかベットルームにも出没していた形跡が多々あります。こちらの家は、
壁と床はコンクリートで固められ隙間は少ないですが、備え付けの棚の角やベットの裏、カーテンなどに卵を産んでいる
様です。なお、一世帯ずつ完全に孤立している為、隙間を確実にふさいでからきちんとした駆除さえすればほとんど見か
けなくなります。駆除剤としては、燻蒸用の蚊取り線香みたいなタイプがありますが、効き目は日本のバルサンより強力
らしく１回やれば１年以上効き目が持続している様です。ただし、２～３日は凄い臭いで部屋が使えず、開けっ放しでも
一週間以上はヤバそうな感じがします。

蚤

準備中

ダニ

準備中

ネズミ

準備中

　ここに紹介した内容は、私が体験した実例です。他にも様々なタイプがあるのかもしれません。