訪中邦人向けの福建省福州市生活情報マンション

マンション

　　　福州でホテル以外に住居を構える場合には、○○城や○○花園といった集合タイプのマンションになると思います。
　　今の所、一戸建てはちょっと田舎の別荘でしか見たことはなく、邦人で長屋タイプに住む事はほとんどないでしょう。
　　ここでは、マンションで起こりうる日常を紹介します。

入口

マンションは、数戸の建物と中庭から構成されていて保安上周囲を塀や建物に囲まれています。
入口は１、２箇所で必ず警備詰め所があり、警備員が24時間来訪者をチェックして・・・いるのかなぁ？
警備員は、マンションを管理する不動産会社との契約で配備されており、マンション内に管理会社の事務所がない時には、
清掃・修繕・管理費の徴収等の管理業務も兼務している場合があります。この警備員でマンションのレベルが結構判断できます。
簡単に言うと
↑高い　警備員が時間帯によって交代式を行っている
↑高中　警備員が直立不動で立っている
↓中低　警備員が迷彩服
↓低い　警備員が私服
警備員さんの話によると、住人に厳しいチェックをしすぎて苦情が出たり、オールスルーしすぎて泥棒に入られたりと
サジ加減が難しいようです。

駐輪場
駐車場

駐輪場・駐車場が設けられている場合は、月極料金を払う事で利用する事が出来ます。
電動バイクを利用する場合は、駐輪場で充電も出来るので結構便利。駐輪場で盗まれた場合、運がよければ管理会社が弁償
してくれる事もあるようです。

玄関ホール

レベルが低いマンションには無い場合もありますが、大抵の場合ホールへの入口や階段の上り口にはオートロックが有り、
自宅以外の建物には入れなくなっています。
この扉の直ぐ上に部屋があると開け閉めの音や呼び出しベルの音が結構うるさいです。こちらの人々は、開くまでひっきりなりに
押し続ける事が多いので、夜中等はいい迷惑。

エレベータ
階段

福州では、庶民の住宅としてマンションが復仇し始めたのが2000年位からで、出始めの頃に建てられた物にはエレベータが設置
されていません。中心部では、こういったマンションが今でも現役で、ばーさんが十階まで階段で昇っていく姿がチラホラ。
おかげで夕食後のゴミ捨は、階段からゴミ箱付近に投げ落とす人が後を立ちません。暗い中、上から突然シュルシュル！バーン！
こんな怖い経験何度か体験しました。なお、部屋の掃除を欠かさない人でも、階段は敷地外になので汚れ放題でもお構いなし。
自分で掃除している人は見かけた事はありません。
話が反れましたが、今では高速エレベータが完備されている所もあるほどで、ここ10年で凄く発展している事が実感出来ます。
が、日本と比べるとエレベータの中が暗すぎてスイッチの字が見辛いのは今も昔も変ってないようです。
また、ここ数年のエレベータ文化についていけていない人が目立ち、ゴンドラが下の階にある場合、上ボタンを押す。上の階にある場合には下ボタンを押す。分からない時には、上下両方押すと早くゴンドラが到着すると信じている人が多く、総合病院などでは
よく見かけます。ちなみに義理の母親もやはり信じていたようです。更に、乗る人が多い時は降りる人に道を譲るなんて事はありませんので、混雑時の乗り降りで気後れすると乗れない、下りられないなんて事になってしまいます。

室内

どんなに古いマンションでも、お客さんをもてなすリビングルームは建坪から見て広めの設計になっています。ここにソファーと
大画面テレビ＆シャンデリアというのが主流で、おもてなしと言うよりも面子？見栄？の為と言った方が当たっている様に感じます。
今の家を借りた当初、20畳ほどのリビング。その横には台所に向かう2畳ほどの狭い通路？をダイニングとして使えと言わんばかりに食卓が設置してありました。

ベランダ

ベランダと言うよりバルコニータイプがほとんどです。洗濯スペースとなる為、奥行き2mあっても普通です。
時々、ベランダが無いマンションを見かけますが、中国では個々で室内を改装する為、無いのではなく壁を貼って台所に作り変えてしまう事が多いようです。

新築マンションを改装する

　　　中国で新築マンションを購入しても、不動産から受け渡されるのは玄関の鍵とコンクリート打ちっぱなしの空間
　のみで、電気・ガス・水道から部屋の内装まで自分で業者を発注しなければなりません。
　ここでは、改装にまつわるエピソードを紹介します。

でも続きは
また今度

　ここに紹介した内容は、私が体験した実例です。他にも様々なタイプがあるのかもしれません。